葬儀の規模と斎場選び
葬儀の規模を決める
規模とは、葬儀の大きさのことです。
葬儀の大きさは参列する人数で決まります。
参列者の人数が多いと、当然規模も大きくなります。
斎場も大きくなり、斎場の大きさにあわせた祭壇を用意するなど、費用はどんどんかさんでいきます。
参列者の人数は、葬儀を知らせる範囲を絞り込むことでコントロールできます。
下の図を見て、葬儀を知らせる範囲をどこで区切るかをしっかり決めてください。
お付き合いの有無は、年賀状のやり取りを参考にするとわかりやすくなります。
▼葬儀の場所
葬儀の場所とは、通夜、告別式を行う所を指しますが、もう一つ、葬儀まで遺体を安置しておく場所も考えなくてはなりません。
▼遺体の安置場所
現在、8割以上の人が病院で亡くなっています。
その病院からどこに遺体を運ぶかを決めなければなりません。
遺体安置のおもな場所は、
・自宅
・斎場
・葬儀社
・安置専用施設
などですが、可能なら自宅へ搬送するのが一般的です。
集合住宅などでスペースや動線に不安があるときは、事前に依頼したい葬儀社に相談をして自宅の動線を見てもらっておくと安心です。
病院に入っている葬儀社から「遺体をとりあえずわが社の安置施設へ搬送しますか?」と切り出されたら、きちんと話を聞き、葬儀依頼をすることになった時点で初めてお願いをします。
まだ、話し合いも決定もしていない時点での搬送は葬儀社を変更できなくなるので絶対に避けましょう。
葬儀場所の決定
葬儀の場所は大きく「自宅」か「自宅以外」かに分けられます。
ただし自宅でお葬式を出す人は年々減少しています。
東京都を例にあげると、平成7年の調査では自宅利用が42%を占めていたのに対し、平成13年の調査では11.3%に激減しています。
これは都市部を中心に全国的に見られる傾向です。
▼自宅葬の場合
斎場を借りる費用はかかりませんが、祭壇を飾る部屋の片付け、会葬者の動線確保、ご近所への挨拶や気づかいなど、お金がかからない分、遺族側の負担が大きくなります。
▼斎場の種類
自宅以外となると、ほとんどが斎場を利用します。
斎場の種類は大きく5つに分けられます。
このほかの選び方としては、「会葬者がどこから来るか」も考慮しておく必要があります。
遠方からの方が多い場合は交通の便がよい所を選びます。
近所の方が多いときは自宅近くの斎場で、密葬など葬儀を知られたくないときは遠い斎場で安置、葬儀を行うなどします。
ちなみに斎場は混みあう場合がありますので第2希望まで考えておきましょう。
斎場がどこにあるかわからないときは地元の葬儀社に聞いてみる
できれば事前に斎場がどこにあるかを調べておきます。
わからないときは、最も情報を持っている地元の葬儀社に聞いてみましょう。
対応がよかったら、後日見積りをお願いしておくとよいでしょう。
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葬儀の費用
葬儀の費用と節約法
日本消費者協会が調査した結果、全国平均の葬儀費用は約230万円でした。
ただし、これには香典返しなどが含まれていません。
おそらくこれ以上の金額がかかっていると思われます。
ではその内訳はどのようになっているのでしょうか。
葬儀費用は大きく3つに分けることができます。
・葬儀社に支払う葬儀費用
・葬儀社が立て替える実費費用
・寺院などへのお布施
内容と節約方法は次のとおりです。
▼葬儀社に支払う「葬儀費用」
広告で「葬儀一式○○万円」という文字を見かけます。
安いと思って依頼をすると、実際の支払いで3倍の額を請求されたというトラブルもよくあります。
というのも、この「葬儀一式」に含まれているのは「祭壇一式のレンタル料」「棺」「人件費」などで、「飲食費」「返礼品代」「霊柩車代」などは含まれていないことが多いからです。
●節約方法
まずは見積りを取り、内容と金額を確認します。
特に金額を左右する「祭壇一式」と「棺」は葬儀社の勧めるものよりワンランク下のものを選んでもあまり見劣りはしません。
冷静に選びましょう。
▼葬儀社が立て替える「実費費用」
これは斎場使用料など価格が決まっている「固定費」と、飲食接待費や返礼品など人数や数量で価格が変わる「変動費」に分けられます。
●節約方法
斎場使用料も飲食、返礼品も、ともに人数をコントロールすることで節約することができます。
葬儀を知らせる範囲を十分に考慮しましょう。
▼寺院などに納める「お布施」
お布施には定価がありません。
「お気持ち」を包むものなので、いちがいにはいえませんが、全国の平均相場を見ると仏名なども含めて48万6千円となっています。
●節約方法
まず仏名をいただくお寺を間違えないことです。
仏名の費用が二重にかかるようなことのないよう、菩提寺のあるお寺を調べておきましよう。